うららかな晴れの日だった。
だが、今は緊急事態宣言下の東京である。
電気屋に行って、カードとアプリのポイント統合手続きをして(こういうのホント苦手...)、足元の暖房とサーキュレーターを買った。平日の昼間にしては、アーケード街はそこそこ混んでいた。だれもがごく普通に、人々は街を歩き、買い物を楽しんでいた。
今は緊急事態宣言下の東京である。
行きも帰りも、道はやたらに空いていた。
やはり、これは緊急事態宣言下の東京だからか。
国内ニュースでは「オリンピックの予算にコロナ対策で1000億円上乗せ」など、予定通り開催する気満々の報道が、未だ聞こえる。
IOCの委員は「中止するつもりはない。開催できない理由はない。世界的な感染状況が収束しない場合は、中止よりも無観客での開催が妥当」とのたまう。
一方、ロイター通信からは「英タイムズ紙が与党幹部の話として」「日本政府は新型コロナウイルス感染症流行のため東京五輪を中止せざるを得ないと非公式に結論付けた。政府は2032年五輪の東京招致に照準を合わせる」との報道が。非公式とは言え、なぜ海外からこんな情報が漏れてくるのか?
ワクチンに関して。1/20に「政府は、新型コロナウイルスのワクチンについて、早ければ5月下旬にも一般国民向けに接種を開始する方向で調整に入った」と報道されたかと思ったら、
直後に河野大臣が「勝手にワクチン接種のスケジュールを作らないでくれ。デタラメだぞ」と自身のツイッターに投稿したりする。
二日前、首相は「五輪・パラ参加、選手へのワクチン接種を前提としない考え」を表明していたが、 https://www.yomiuri.co.jp/olympic/2020/20210121-OYT1T50209/
NYタイムスは、中止の可能性に言及。
What's going on?
救急医療は特に都市部で既にキャパの限界に達し、コロナ以外の救急患者も入院や手術を受けられない事態になっているという。
友人が去年末、一人で在宅中に心筋梗塞に倒れたが、奇跡的に復活して自力で車を走らせ、なんとか近所の大病院に入院できて(しかもたまたまそこに心臓の専門病棟があった)、手術も無事成功、今は仕事の現場に戻れるまでに回復した。(だが、発熱してしまいコロナの疑いから11回血液検査させられ、手術まで何日か待たされたという)
もし彼が倒れた時に手元に携帯がなかったら、自走せずに救急車を待っていたら、病院をたらい回しにされたら、駆け込んだ病院に心臓の専門病棟がなくコロナで満床だったとしたら.....そう考えると、不幸中の幸いがいくつも重なって奇跡的に助かった命だったのだと、彼の強運と医療機関の皆さんの懸命な努力に感謝したい気持ちで、いっぱいになる。
一般市民の感覚としては、こんな東京で半年後にオリンピックなど、できる気がしない。
全力で、国民の安全を守って欲しい。
うららかな晴れの日だった。
今は緊急事態宣言下の東京。
Comments