今日が旧暦の新年最初の日なんだそうだ。春節。
旧暦とグレゴリオ暦の違いが分かっていなかったので、調べてみた。
旧暦は中国の『太陰太陽暦』に基づいた暦のことで、月の満ち欠けを基準としていた。現在日本で常用されている『太陽暦(グレゴリオ暦)』は、公転周期を基準にして暦が作られている、とのこと。
以下、今ざっと調べたことの受け売り。
日本人は春分、夏至、秋分など季節の移り変わりを大事にするが、それらは「二十四節気」と呼ばれる、一年を二十四等分するカレンダーの概念から来ていて、古代中国で使用された太陰太陽暦に由来する。干支の概念も同じく、太陰太陽暦から。
日本の文化ってやつは、たとえば文字一つ取ってみても、中国から輸入された漢字をデフォルメして作った表音文字のひらがなに加えて、明治時代以降に輸入された欧米文化がミックスされた後、戦後アメリカのカルチャーがハリケーンのようにジャパンを席巻した結果、中国由来漢字仮名混じり+欧米由来カタカナ英語混じり文というワールドワイドにルックしてもかなりストレンジでクレイジーなランゲージになってしまっているわけで。
思わずルー大柴調(若い人は知らないか)、あるいは小池知事風になってしまったが、何が言いたかったかというと、暦も日本語と同じで、中国由来(の太陰太陽暦)で節目を決め、星占いをしたりしているにも関わらず、実際日常で運用されているのはローマ由来の太陽暦だという、非常にコンプリケイテッドな実態。
ちなみにルー大柴さんは10年ほど前から「大柴宗徹」の名で茶人として活動しているらしい。
そんなわけで、実は1/1から昨日までは仮の新年で、今日からが本当の新年。今日もテキパキ仕事が出来て、いい新年の始まりだった。
あらためまして、あけましておめでとうございます。
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