大阪へ。富士山と茶畑。子供の頃の原風景。
■坂の上音楽祭 @てんしば(天王寺公園)
2023.4.8.(土)9(日)(フリーライブ)*高野寛は4/8 15:35〜出演
4/8(sat) 〉奇妙礼太郎 / Sundayカミデ / SPECIAL OTHERS/ 高野寛 / Hei Tanaka
4/9(sun) day2〉 おとぎ話 / ドミコ / 七尾旅人 / bird / yonawo
昨日までの雨は落ち着いて青空と速い雲。 時折強い風、少し寒いけれど、とてもいい日差し。
80年代半ば、大阪芸大に通い、学校の近くに住んでいたので、ミナミやキタに出る時は必ず天王寺を経由した。月一くらいで開かれていた四天王寺の朝市にも時々出かけて、押し入れの奥に眠っていたようなボロボロのギターを格安で買って、自分でキレイにして弾いてたりした。この写真左のグレコのビザールっぽいギター(シングルコイル×2カジノに近いフルアコ、デタッチャブル・ビグスビー的トレモロ付き)がそれ。
そして、1stアルバムや「ある日・駅で」のシングルで抱えてた出自不明の14弦ギターも四天王寺の朝市で5000円で買った。ミニギターくらいのボディサイズだから低音は出なかったけど、復弦楽器特有の響きが好きで「夜の海を走って月を見た」「カレンダー」などの曲をこのギターで作った記憶がある。
35年ぶりくらいに来た天王寺は記憶とは全く違っていて(あの頃は「あべのハルカス」もなかった)、会場の天王寺公園「てんしば」にはあの頃の猥雑な天王寺の下町感は微塵もなくて、おしゃれな店もたくさん出店していて、老若男女のお客さんで大賑わいだった。
遠く、通天閣の頭が覗いてた。
セットリストは2週間くらい前に決めていたけれど、その後かなり悩んで、前日に思いたって最後の曲を「夢の中で会えるでしょう」に変えた。言わずもがな、坂本龍一さんプロデュースで完成した曲だ。久しぶりの大阪の野外イベントで、おなじみの客席のコーラスとの共演をしたかった。
前回の日記を書いて、吹っ切れたところもあったかもしれない。今日は落ち着いて、いい歌が歌えたと思う。同級生、仕事仲間、大学の教え子、たくさんの友達と久しぶりに会えた。
今日から何かが変わったと思った。
これからも今日みたいにずっと歌おう。新しい道を拓いてくのだ。
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